ITバブル時代の思い出~料理屋~

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1999年に東証マザーズというのができて

ITバブルの時代になりました。

若いお金持ちが増えて

夜の街も賑わいました。

そんな時代の思い出の食べ物が

「シャンパン葛切り」です。

撮影:Takayuki Uchiyama

葛切りにシャンパンをかけただけの品です。

シャンパンの代わりに

スパークリングワインでもいいし

梅酒とソーダを使ったり

炭酸のソフトドリンクを使って作っても

美味しいです。

あの時代は

寿司屋、和食屋にも若い人が来るようになって

和食屋が若い人向けに、

新しい料理をたくさん作っていました。

他にも『和風フカヒレ丼』が流行ったり

『牛肉のオランダ煮』や

『ゆず胡椒の和風ローストビーフ』などの

牛肉料理が流行りました。

定着せず姿を消してしまいましたが…。

『フカヒレ丼』と『フォアグラ大根』

くらいしか残ってないようです。

あの頃の若い人たちも

ほとんど姿を消しましたね。

あの頃のお金持ち

IT企業経営者が確かに多かったんですが

今かんがえると、IT企業というより

広告企業と言った方がいい会社が

多かったと思います。

メール広告の会社です。

もっと言えば名簿業者といった方が

正しいかもしれません。

メールアドレスを大量に集めている人たちが

沢山いました。

パミッション・マーケティングなどと、

まともそうに見せていましたが

危うい感じの人が多かったと思います。

あの人たち、今は何をしてるでしょう?

気になります。

あと多かったのが人材派遣業の人たちです。

人材派遣が一番儲かったかもしれないと

思うくらい、お金の使い方が派手でした。

そういう景気のいい人たちを相手に、

荒稼ぎしたのが飲食業者でした。

店で飲み食いしてもらうだけじゃなく

寿司職人の出張サービスのような事や

「お店のオーナーになりませんか?」

と誘ってお店を出させる商売が

大当たりしていました。

オーナーになるベンチャー社長さんからは

企画料をもらった上に食材を高く売り、

店を出す場所の不動産オーナーさんからは

仲介手数料をもらい、

とあちこちから手数料が入る上、

店の経営責任は無いという、

いい商売をさせてもらえた時代でした。

でも結局バブルでしかなかった。

決定的なものが何も生まれませんでした。

今、株価はあの時代よりも高い状態です。

どういう結末になるでしょうね。

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