ライバル会社の給料を知っているか?

ライバル会社の商品、営業方法から原価まで

詳しく調べてライバル会社のことは

何でも知っていそうな社長さんがいます。

そういう社長さんでも実は全く知らないのが、

ライバル会社の給料です。

これは危険なことです。

もしあなたが社長なら、

すぐに調べて事実を知りましょう。

もしあなたが働いている会社の社長が、

そういうことを知らないようなら、

逃げる準備をした方が良いかもしれません。

潰れる会社の社長さんの特徴の一つであり

ブラック企業の特徴の一つでもあるからです。

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【危ない社長と潰れる会社】

潰れる会社の社長さんは

商売の数字のつかみ方が危ないです。

どんぶり勘定と言われる

数字の把握のしかたよりも

遥かに雑な数字のつかみ方をしています。

よくあるのが

売上高、資金の残高、今月の支払額の

三つの数字しか見ていない社長さんです。

支払いさえできれば、

会社は続いていきますから

支払額をとにかく気にします。

支払いのために資金が沢山ないと

不安になりますから

売上高と現金預金の数値だけは

毎日かならず確認します。

するとお金を使うことを

とにかく嫌うようになりますから

コストカットし過ぎて安全管理をおろそかにし、

事故を起こして大損ということもあります。

売上高も単に総額を見て

喜んだり怒ったりしているレベルであることが

多いので、売上代金の回収とか

返品・値引きの実情を知らなかったりします。

そういう社長さんの会社はある日突然、

巨額の不良債権があることが判明したり、

商品をだまし取られたことに気付くまで

1年かかったりします。

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【従業員の本当の待遇】

俺はしっかり財務諸表を読んでいる、

自社はもちろんお客やライバル企業の

財務内容も正確に把握しているという

社長さんでも、数字の把握を間違えるのが

人件費です。

例えば、

自社の給料の総額が3億円で従業員数は70人。

ライバル会社も総額、人数が全く同じ

だったとします。差が無いから給料について、

特に変わったことをしませんでした。

すると、次のボーナスの支給直後に

20代、30代の若い従業員が10人も

ライバル会社に転職することが判明しました。

驚いて詳しく調べると、

ライバル会社は経験3年以上の若い人材の

給料を大きく上げており、

若手だけで給料を比較すると年間100万円も

ライバルの方が高かったのです。

給与総額と人数だけ見ていては、

こういうことに気付けず、

従業員に逃げられることがあります。

労働時間が関係するケースもあります。

自社もライバルも年間500万円の給料を

払っていたとしても、

こちらは毎月80時間の残業があるのに、

ライバルは残業があっても月に4時間

というようなことだと、

やっぱり人は逃げていきます。

従業員の本当の待遇というのは

実は見えにくいのです。

今は人手不足なうえに

働き方改革の影響もありますから、

労働条件・待遇のバリエーションが

増えています。

従業員の人は、

給与が下がるけど生活が楽に豊かになる

ケースが増えていると思います。

社長さんはしっかり従業員と向き合って

考えていかなければならないでしょう。

その第一歩は

ライバル会社の給与と労働実態を

知ることなんじゃないかと思います。

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