北野武監督の映画『首』と人間の真実

北野武監督の新作映画『首』が面白いです。

2023年に観た映画で一番面白いですし、

北野監督の作品の中でも一番かもしれません。

北野監督の作風が強烈に出ていると同時に

今までの作品と違うものも出ていて

観ていて凄く元気がでます。

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今までの北野作品と大きく違うと思ったのは

人生に疲れた人物、

生きることが嫌になっている男が

登場しないことかもしれません。

死は覚悟しているんだけど、

死んでたまるかと思っている男たち。

生きるか死ぬかじゃなくて、

死ぬか殺すかと言うような雰囲気で

異常な活力がみなぎっていました。

そして

事前のプロモーションで言及されていたとおりの

暴力と狂気と愛憎の時代劇ですが、

とても現代的と言うか、普遍的なものを

強烈に映像化していると思いました。

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男の集団の物語で、権力闘争の物語です。

それは

現代の人間の集団の姿とそっくりに見えます。

監督本人もインタビューで話していたようですが

人間の集団とか人間の争いは

今も昔もそんなに変わらない。

人間というのは酷いもんだけど、面白い。

そういう、人間に対する視線を感じる作品です。

恨みと憎しみは本当に恐ろしいと思うと同時に

恨みと憎しみこそ最高のエンタメになる

とも思いました。

それは時代を越えた人間の真実かもしれません。

日々、苦しい思い、嫌な気持ちになりながら

働く人々の姿も、この世の外から見たら

悲惨でもあり、面白くもあり

という風に見えるのかもしれません。

どうせ死ぬんだし、もっと好きに生きようと

いう気になりました。

なぜか元気が出ます。

70代の北野武さんが

こういう作品を作り上げたことは

嬉しくもあり、憂鬱でもあります。

高齢になっても面白いものは作れるという

良い見本であると同時に

次の時代はこういう作品を越えないと、

商売にならないんですよね。

次回作の構想もインタビューで話していますが、

あと10年くらいは作品を作り続けそうです。

楽しみであり、憂鬱です。

この『首』という作品は、

一時期お蔵入りの噂が出るくらい大変な

状況にありました。

そういう状況で、北野監督は

悪口も散々言われていました。

映画の制作会社と揉めたとか、

離婚問題とか、

東京オリンピックの開会式の演出担当に

選ばれなかったとか色々ありました。

でも潰れませんでしたね。

逆に揉めた相手が自滅したりしてました。

東京オリンピックは関わらなくて正解でしたしね。

北野武さん、運がいい男です。

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