ゾンビ・ユニコーン企業
今年、2024年から新NISAがスタートするなど
政府は投資の活性化を狙っていますが
なんだか先行きに不安を感じます。
一番の不安は投資対象となる
企業、商売、商品そのものに、
実力が不足しているんじゃないか
という疑念が消えないことです。
実力不足の企業のトラブル、目立ちますしね。
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2023年を振り返っても、
評判の高かった企業の、
トラブルはたくさんありました。
古くからの企業では様々な不正行為が
明るみに出ましたし
新しい企業、ベンチャーやスタートアップ
と呼ばれる企業は一時期の勢いを失い、
苦しい状況になっているところがあります。
酷いと経営破綻しています。
アメリカのWeWorkなどが
実例として広く知られていると思いますが
特殊な例とは言えないのではないでしょうか。
ユニコーン企業などともてはやされましたが、
まるで実力が無いと思われているスタートアップが
2024年はたくさん経営破綻するんじゃないかと
心配です。
アメリカでも日本でもです。
特に心配なのがアメリカで
SPAC上場という方法で上場した企業です。
2020年、2021年に
沢山利用された方法ですが、
その後は低調で、これから問題がいろいろと
発覚してくるんじゃないかと心配しています。
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アメリカは失敗を前向きに評価する社会だから
問題は小さいと言う人がいます。
そうかもしれませんが、それは
その失敗が、違法行為などの悪事と
無関係な場合です。
違法行為をしていた企業が破綻したときは
厳しいことになりますよ。
懲役100年とかね。
エンロン事件を思い出した方が良いでしょう。
SPAC上場した企業の中に次のエンロンがいると
言いたい訳ではありません。
しかし、あまりにも簡単に
上場させ過ぎたんじゃないかと思うのも本音です。
株価はすでに暴落しているが、
まだ経営破綻していない
ゾンビ・ユニコーン企業とでも言うしかない企業が
違法なことをして、市場全体の信頼を壊し、
本物のユニコーン企業の角が、折れるようなことに
ならないことを、真剣に祈っています。
そういう事態を避けるためにも
日本政府は投資環境よりも
投資対象になる企業をしっかり守ることに
力を入れた方が良いんじゃないでしょうかね。
企業というより経営者個人を守る、の方が
より正確ですね。
『育てる』ではなく、『守る』が
重要だと思います。
それなら、悪事をしてまで
企業を延命させようとしないと思うので。
日本の場合、経営に失敗しただけなのに
とんでもなく酷い目に合うから
経営者が違法なことをしてでも
経営破綻を避けようとするんですよね。
それは本当に良くないと思います。
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就職先、転職先としてもスタートアップ企業は
人気がありますが、本当に良い会社かどうかを
見極めるのは難しいことだと思います。
希望のスタートアップ企業に就職できたと
喜んでいたらあっという間に倒産した
などというのは、まだダメージが軽い方で、
酷い場合は従業員さんも逮捕されるような
こともありえます。
企業が違法行為をする場合、
最初から犯罪行為と知っていて
やることもありますが、
法律違反ではないと思って
やっていたことが、実は違法だった
ということもあります。
これ、業歴の浅いスタートアップでは
よくありますよ。
会社の命令に従って行動していたら
ある日突然逮捕ということもあるんですね。
仕事であっても、自分で調べ、
考えて行動しないと危険です。
スタートアップ企業だけでなく
老舗でもあることですが、
違法であるという
重大な問題を指摘しても、
会社が行動を変えない、
問題を解決しないことがあります。
そういう場合はさっさと転職しましょう。
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