次に心配なのも、フードテック企業

昆虫食のベンチャー企業が破産したそうです。

ベンチャー、スタートアップと呼ばれる企業の

行き詰まりが目立って来ました。

資本市場は活況ですが、

先行きがとても不安です。

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【不安なのは商品以上に経営者】

今一番心配している業界は、食品関係です。

昆虫食もそうですが、フードテック企業などと

呼ばれる食品関係の会社が

日本だけでなく世界中で注目を集めていました。

一番注目を集めたのは

代替肉の開発企業だったと思いますが、

今のところ普及はイマイチです。

そういう状況ですが

肉だけでなく他の食品も代替のものを作るのが

進められています。

最近だと、コーヒーとカカオの代替食品を開発する

企業が積極的にPRするのを見かけます。

それらの会社の製品を

食べたことも見たこともないので

良いも悪いも言えませんが、

気になることがあります。

食品関係のベンチャー企業の製品は

異常に高い価格で売っていることです。

別に高くてもいいんです。

高くても納得できれば問題ありません。

しかしその高い販売価格が

開発費と製造費が高いから

という理由で設定されていると

商売としてダメなんじゃないかと

思ってしまうんです。

買う人のメリットはなんだろう?

それは商売の組み立て方、商品の展開の仕方として

本当に考え抜かれたものなのか?

と不安に感じることがよくあります。

今から2年ほど前のことですが、

代替肉の焼肉なのに、

本物の和牛の焼肉より高いことがありました。

しかし本物の肉より美味しい訳ではないのです。

少しそういうことを話してみると

フードテック企業さんは

量産すれば圧倒的に安くなりますから、

ということを言います。

そして同時に

今後は高価格の商品を強化して

高収益を実現します。

などということも言うんですね。

「高く売りたいの?安く売りたいの?」

と思ってしまうんですよ。

この経営者たちは本当に

商売を組み立てていけるのか?

と不安になりますよね?

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【人間の現実】

高く売っても安く売っても

どちらでもよいと思いますが

高く売ろうとする場合は

決定的な魅力がないと売れないと思います。

食品の場合は、

明らかに美味しいということでしょう。

圧倒的に美味しいと

どれだけ高くても売れます。

身体に悪いと分かっていても

美味しいと食べてしまうのが

人間の現実です。

それを

SDGsです。

地球を守るためです。

子供たちの未来のためです。

という『理由』を並べても

高い価格では売れないでしょう。

飲食店と同じで

フードテック企業も

成功と失敗を分けるのは

味なんじゃないでしょうか?

「普通に美味しい」

という感想だと

失敗に終わる可能性が

高いかもしれませんね。

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