大不況の前はいつも人手不足だった気がする
新年度が始まりました。
新入社員の皆さんは
「入社おめでとう、
これから一緒に頑張っていこう。」
というようなお祝いの言葉を
かけられたりしていることでしょう。
今は新人さんが大切にされていますが
それはいつまで続くでしょうね?
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【安い人手が欲しいだけ】
今は空前の人手不足とされ、
若い人、特に新卒の人たちは
売り手市場だと言われています。
しかし一方で40歳以上の人たちは
リストラの対象になっています。
希望退職募集のニュース、
聞きますよね?
会社の倒産も増えて、
再就職に苦しむ中高年が
少なくないのも事実です。
初任給が大きくあがっている
会社もありますが、
結局企業は、安く雇える人が欲しいだけで
今の人手不足は
「安い人手不足」かもしれません。
良い会社に入れたと今、喜んでいる人は
油断しない方が良いかもしれませんね。
初任給は良かったけど
その後が恐ろしいほどスローな
賃金上昇になるかもしれませんよ。
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【企業の態度は一瞬で変わる】
今、新卒の人たちに
「君たちは宝だ。わが社の希望だ。」
というような甘い言葉をかけている、
優しく親切に見える会社も、
あっという間に冷酷な悪魔のように
なる可能性があります。
2008年のリーマンショックの時がそうでした。
さらに1989年のバブルの後もそうでした。
就職氷河期の直前も人手不足と
言われていたんですね。
変化は一瞬です。
就職・転職の売り手市場も
あっという間に変わる可能性があります。
若者の数が少なくなっていくんだから
これからずっと若者は貴重で
大切にされると思っていると
酷い事になるかもしれませんよ。
人手不足に対する会社の対応策が
決定的に変わりそうな気配が今、あります。
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【ブラック化の次】
人手不足でも
会社が倒産しないようにしてしまう
悪賢さが日本企業には昔からあります。
1990年代からの
就職氷河期の時代は
労働のブラック化によって
会社は生き残ってきました。
人手不足だったけど
非正規雇用の労働者と
正社員の異常な長時間労働で
商売を成立させて利益を出してきたんです。
酷い話だと思う人が多いでしょう。
確かに酷いんですが、これからは
もっと酷い事になるかもしれません。
人がする労働が大量になくなる可能性があります。
人手不足と言われる今
企業は人材獲得とあわせて
仕事の無人化を
もの凄く真剣に考えています。
今のところ無人化は不可能でも
これまで3人いないと出来なかった
仕事を1人で出来るようにする
といったことは、どこの企業も
取り組んでいるでしょう。
それがどんどん上手くいくとどうなるか?
当然、人を雇わなくなります。
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【経営者にとって恐ろしいこと】
経営者なら一度は思ったことが
ありそうなことに
「自分一人で全部できればな。」
というのがあると思います。
人を雇うのって大変だし
怖いんですよね。
仕事場で事故が起きても
物が壊れただけなら、たいした問題には
なりませんが
従業員が怪我をしたなんてことになると
大騒ぎです。
暴力事件や横領事件なども
人が起こすものです。
そういう現実を見ると
人を雇いたくない。
あるいは
少ない人数で大きな利益を出したい
と経営者が考えるのは
不自然ではないのです。
そういうことを考えたこともある
経営者からすると
一度に大量に人を採用するのは
危険極まりないように見えるそうです。
今は株価も高く、企業業績も良い状況です。
企業が積極的に採用活動をしているのは
それをさらに伸ばすため、あるいは維持するために
人への投資が重要で、人材が必要だからだと
言われることが少なくありません。
今の積極的な人材採用は
本当に経営として正しい行動でしょうか?
利益を出すための最善の行動が
高い給与で新卒者を大量に採用する
ことなのでしょうか?
今後、リーマンショックのようなことが起きて
大不況になったとき
売り手市場で採用された人たちが
どうなるか、とても気になります。
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