どこでも働けるスキル

賃上げのニュースの中でも

特に話題になっているのが

新卒の新入社員の方々の給与の額ですよね。

給与だけでなく他の点でも

若い人が優遇される状況ですが

これはいつまで続くでしょう?

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●中高年の現実を目にして

若くて優秀な人が求められる一方で

中高年は優秀でも

リストラの危機にさらされています。

業績が良く、株価も高いのに

40歳以上の従業員に対して

退職希望者を募集したりしている大企業が

ありますよね。

数年前にある大企業の経営者が

サラリーマンは40歳で定年退職した方がよい。

というようなことを言って話題になりましたが、

あれは全経営者の本音だと思います。

ただ年齢差別では実はないんですよね。

高年齢の従業員はいらないではなく

高い給料の従業員はいらないということなんです。

リストラどころか中小企業では

会社が消滅する可能性も高まっています。

すでに失業し

「こんなことなら、

 もっと早く転職しておくべきだった。」

「今までのサービス残業が全て無駄になった。」

と言って後悔している人もいます。

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●若い人たちの求めているもの

今、良い環境で幸せに働き始めた若い方々は

これを見てどう考えるでしょう?

自分たち若者は人数が少なく貴重だから

これからもずっと会社は優遇してくれると

考えるでしょうか?

そういう幸運なこともあるかもしれませんが

高い初任給の内容が実は

凄まじい長時間の固定残業代を含むもの

というケースもありましたよね?

本当に若い人は優遇されているんだろうか?

と思う人もいるでしょう。

しかし当事者である若い人たちは

それだけの給料をくれるなら

どれだけ仕事が大変でも構わない。

一日も早く成長して、

どこでも働けるスキルを身に付けたい

というようなことを考える人もいるようです。

最近は若い人の退職理由が

「この会社にいても成長できないから」

ということもあるようですから、

そういう考えの人も少なくないのでしょう。

ところで、『どこでも働けるスキル』とは

どういうものだと思います?

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●優秀でも雇用してもらえない

『どこでも働けるスキル』

というのをどこの会社でも通用して

どこでも雇ってもらえる技能

だと思っている人がいます。

正しいと思いますか?

正しいけど不完全な感じですよね。

どこの会社でも通用する技能、必要とされる

技能はありますけど

その技能がどれほどレベルの高いものであっても

労働契約では働かせてもらえない

ことが少なくありません。

特に現状の日本企業ではそうだと思います。

日本の企業にとって労働契約で人を雇うのは

もの凄く苦しいことなんです。

例えば、弁護士や公認会計士といった

専門職を考えてください。

少し昔、2010年ごろのことですが

そのころ、登録したばかりの弁護士や

公認会計士の試験合格者の

就職先がないという状況がありました。

ほんの数年間のことですが

世の中の状況によっては

資格を取れば仕事に困ることはないと言われた

専門職の人でも

就職できないことがあったのです。

この先の日本でそういうことが

無いとは言い切れないでしょう?

専門職でも雇用されないと

仕事が出来ないという人は

やはり弱い立場にいる人だと

いうことになるでしょう。

実際に生活に困っている

専門職の人が昔はいました。

今もいるかもしれません。

ですから

『どこでも働けるスキル』というのは

『いつでもどこでも自分一人で事業を始めて

 生きていけるスキル』

というものじゃないと十分ではないでしょう。

転職よりも起業を意識して

技能を磨く方が良いのではないでしょうか?

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