不幸な退職の後の現実
新しい仕事に就くときの採用面接で
前の仕事の退職理由を訊かれることがありますね。
問題なく円満に退職したなら良いんですが、
そうでない場合もあります。
そういう、不幸な退職の後に起きることを
少し紹介します。
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●必要書類を出さない会社
普通にというか円満に退職した場合でも
退職時に必要になる書類、
離職票などを
出してくれない会社があります。
田舎の中小企業とか
設立間もないスタートアップ企業などで
よくあります。
悪意があるわけじゃないですが
そういう会社は人事部門などの
能力が低いことが多いのです。
離職票は遅れてもほぼ間違いなく出してくれますが
退職後にもらうのが難しいのが在職証明書です。
この書類、
就業証明書とか就労証明書とも呼ばれますが、
いつからいつまで、どういう内容の仕事を
していたかを証明する書類です。
場合によってはこの書類は極めて重要になります。
免許とか資格試験の受験資格として
実務経験が必要な場合に、それを証明するために
必要になる可能性があるのです。
すごく専門的なことなので
専門家に絶対相談しましょう。
重要な書類ですが、
会社は対象の人物が退職してから
一定の期間を過ぎると、発行義務がなくなるので
退職時に絶対もらっておく方が良いと思います。
退職に際して、
こういう書類の問題もあるわけですが
勤務先と争ったりしている状態だと
自分では目配りしきれないかもしれません。
会社側は無視できることは
どんどん無視してきます。
そういうことを考えると、
退職を専門家に相談するのは
価値のあることだと思います。
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●採用と不採用の不思議
「前の会社で違法行為をして
有罪になり
懲役1年の刑罰を受けました。
前の会社は懲戒解雇されました。」
という自己紹介をする人の
再就職の活動はどうなると思います?
難しいと思うでしょう?
ほとんどの業種や職種で難しいと
思いますが、
簡単に再就職できる人もいるんです。
免許、資格がある人。
高い水準の実績がある人。
そういう人は刑務所に入っていても
就職のお誘いがあります。
プライベート・バンカーから
大型トレーラー車の運転手まで
実力主義の業界は
そういうことが多いです。
それとは対照的な世界だと
懲戒解雇はもちろん
前の会社と争いになったというだけで
再就職が大変になったりします。
そういう現実、対立や摩擦を極度に
嫌う世界があるためでしょうか、
退職代行サービスの利用をためらう人が
います。利用したら経歴に傷がつくと
思っている人もいるようです。
次の仕事を探すときに
経歴調査で問題になるんじゃないかと
いった心配があるようですが、
退職代行サービスを使ったことを
問題視するような会社には
就職しない方が良いんじゃないでしょうか?
退職代行サービスを問題視する会社というのは
経営能力の低い、弱い会社である可能性が
高いのです。
弁護士が行う退職代行というのは
適法で、なおかつ一番迅速かつ平穏に
退職の手続きが進みます。
退職にあたって
会社側に不利な事柄が出てきたとしても
それは会社側の労務管理能力、業務管理能力の
低さが問題なのですから
反省し、適正に義務をはたせばいいだけです。
大騒ぎするようなことは何もありません。
そういうことを理解せず、
法律と時代の流れを見ようとしない会社に
明るい未来があるでしょうか?
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