どこも雇ってくれないのだから

人手不足で

就職は超売り手市場です、などと言われているのに

不本意な仕事に就いてしまった若い方もいれば、

人手不足なのに

リストラの対象になってしまった中高年の方も

いらっしゃることでしょう。

今の生活に不満がある方は

根本的に働き方を変えた方が

良いかもしれませんよ。

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●自殺した人としなかった人

昔、1990年代。

日本は毎年3万人以上の人が自殺していました。

自殺の理由は様々でしたが

経済的な困窮が少なくありませんでした。

バブル崩壊直後の時代ですから

経済的に苦しかった人は沢山いたわけですが、

自殺してしまった人と、思いとどまった人の

違いの一つに、社会的な立場があったかどうか

というのがあるという説があります。

無職だと人は自殺しやすいという説です。

無職というのはそれほどに

人を追いつめるんですね。

無職である自分に耐えられずに

自殺してしまったという人が

少なくありませんでした。

今もそうかもしれませんし

近い将来、増えるかもしれません。

日本だと無職の期間が長くなればなるほど

就職が難しくなるという現実が今もあります。

では無職になっても自殺しなかった人は

どういう人だったでしょう?

昔の例を調べると

リストラされて無職になった後

早い時期に就職を諦めた人は

自殺せずに生き延びて、今も活躍している人が

多いようです。

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●起業は会社を作ることだけではない

リストラされて無職になった。

就職活動をするけど

仕事が見つからない。

そういう時は、

思い切って自分で商売を始めるのが

良いかもしれません。

雇ってくれる人はいないけど

買ってくれる人はいる。

ということはあるのです。

買ってもらうのは「商品」ではなく

「能力」ということもあるでしょう。

商売を始めるというのは

会社を作ることではありません。

個人事業主として始めれば良いのです。

開業届を中心に必要な書類を提出するだけで

スタートできることが多いと思います。

お金がかからないことも多いと思います。

初期費用2万円で月のランニングコストが3万円

などというケースもあれば、

中には10万円で会社を設立したという人も

いますよね。

これくらいなら

商売を始めるのは困難ではないでしょう?

それだけで「無職」からは抜け出せます。

そんなことで形だけ整えても

意味ないだろうと思う人もいるでしょう。

しかし

個人事業主という社会的な立場ができる。

名刺を作って自己紹介ができる。

たったそれだけで

人は考え方も変わり、

生きる気力がわいてくるものなんです。

自殺の可能性は小さくなるでしょう。

起業というのは商売を成功させて

利益を得るためのものですが

個人に生きる気力を与えるものでもある

と思います。

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●どん底で花開いた才能

90年代。

ようやくインターネットが一般的に

なりはじめた時代。

今よりも商売を始めるのにお金がかかって

個人で出来る仕事も少なかった時代。

そんな時代に

リストラされた中年男性は

古物商をはじめました。

はじめた理由は

リストラされてお金が無く

身の回りの物をどんどん売っていったら

結構な額になり、

これなら事業者になって

事業所得にした方が税金が有利だからという

理由でした。

その開業時に知り合った行政書士から

バイトに誘われ、その流れで

行政書士の資格をとり

今度は行政書士の資格を活かして

不動産屋と飲食店の開業希望者の

マッチングビジネスのようなことをやり、

最終的に不動産賃貸業を

やるようになったという人がいます。

「お金も仕事もないどん底でスタートし

 優れたビジョンなどなく、

 目の前のことに必死で対応していただけだ。」

そんな風に

ご本人は言いますが、

やっぱり才能があったのでしょう。

そう言ったら

「才能より、生きる気力が大切だ。」

と言われました。

「生きる気力を維持するために、

 役所に書類を出し、名刺を作る。

 それがすごく大事だ。」

と言われました。

生きる気力さえあれば、

バイトしながら個人事業をやるような

スタートでも

明るい未来につながる可能性はあるんですね。

正社員での就職にこだわる必要は

ないかもしれませんよね?

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撮影:Takayuki Uchiyama