最初の目標はコンビニさん

セブンイレブンさんの

『瀬戸内レモンケーキ』が

凄いです。

美味しい。そして安い。

181円ですよ!

コンビニさんの商品、

基本的に高いですが、

これには文句がないでしょう。

お茶のときは当然良いですし、

お手頃なスパークリングワインの

お供にも良いです。

最近はコンビニさんに

缶入りのスパークリングワインが

たくさん置いてあるので、

ますます飲み屋から足が遠のきます。

よく言われることですが

飲食とか食品の販売で商売を

始めようと考えているなら

コンビニさんに勝てるものがないと

失敗するというのは

本当だと思いました。

それでは

どういった点でコンビニさんを

越えるべきでしょう?

PR

●安くても売れない

コンビニさんよりも安く売る。

これが一番わかりやすい

コンビニ越えの方法でしょう。

相手より安く売るというのは

良い作戦だと思います。

「良い物を安く売るから

 日本企業は成長できない。」

と言っている経済専門家もいますが

物価が下がるのは良いことです。

ただ、安い値段で売っていくというのは

もの凄く難しいことで、

簡単に出来ることではありません。

デフレ期の日本は無理をして、

一部の人を安い給料でこき使うことで、

安価販売を実現したから

国全体が悪い方向に行ったんです。

今、そういうことをせずに

安く販売できるならそうした方が良いでしょう。

しかし忘れてはいけないのは

お客が求めているのは

「安くて良い物」です。

デフレ時代を思い出してください。

安くても誰も買わないものってありましたよね。

自分が売ろうとしている物が

「タダでもいらない。」

となっていないかは常に意識した方がいいです。

食べ物関係なら

味、量、見た目などで

問題外になっていないかが重要ですが、

「味」は本当に悩みます。

PR

●「美味しい」は分からない

飲食業、食品製造業に

深く関わったことがない人には

納得してもらいにくいことですが

「あらゆる人が美味しいと感じる物は無い。」

というのが現実です。

「美味しい」というのはどういうことか?

明確に答えられないのです。

高級食材を使い、

しっかり修業した料理人が調理している

高級飲食店でも

必ず不味いと言う人がいますし、

人気の繁盛店に行ってみたけど

特別に美味しいと思わなかったという

経験がある人も多いんじゃないでしょうか?

これは、恐ろしいことですよ。

自分が美味しいと思ったものが

他の人には不味い場合があるのです。

真面目な人ほど、こういうことを怖れて

リサーチとテストをやるんですが、

これが時に悲劇を招きます。

PR

●バランスを取ると売れない

お客のニーズをしっかりつかまないと成功しない。

確かにそうなんですが、

簡単なことではありません。

商品開発のために

リサーチやテストをやったとしても

その規模が小さければ

開発者が主観で作ることと

大差がなかったりします。

運が悪いと他人の声に惑わされて

まったく売れない商品が完成したりします。

それは大規模なリサーチとテストでも

同じかもしれません。

経験から思うのは

少しでも多くの人に美味しいと思ってもらおう

とすると失敗することが多いです。

バランスを取ろうとして

特徴がなくなることがよくありました。

バランスについては

コンビニさんや巨大食品メーカーさんの

商品を見ていても同じことを思います。

一つの商品に明確な特徴をつけていますよね。

バランスの良い商品って少ない気がします。

甘さ、辛さといった味の特徴をハッキリさせている

印象が強いです。

そういう商品を複数作ってバランスをとって

いるのがコンビニさんや巨大メーカーさんの

やり方ですが、小さいところはマネしない方が

良いかもしれません。

それぞれ個性の際立った

しょう油ラーメン、味噌ラーメン、塩ラーメン

を売っていたラーメン屋さんが

塩ラーメン一つに絞ってみたら

売上も利益率も上がって大成功した

というような例もあるみたいです。

あえて、バランスを取らないということ

が良いのかもしれません。

PR

●絞り込んで勝負する

あえて、バランスは取らない。

商品もお客も絞り込む。

なんだかギャンブルのような雰囲気です。

しかしそれが

小資本での商売の本質だと思います。

今、食べ物関係で新規でやるとしたら

「激安」

「激盛り」

「ストレスなく食べられる」

の3点を満たすデフレ商品をやるか

「高級」

「激盛り」

「濃い味付け」

の3点を満たす高級ジャンクフードの

どちらかが良い気がします。

何一つ責任は持てませんが

そう思います。

ポイントは「激盛り」です。

安く売る場合でも高く売る場合でも

量が重要になるでしょう。

見た目の凄さであり、

金額とは違う

豊かさを感じさせると思うんですよね。

というようなことを思って

今日、コンビニさんにいったら

スーパーとかでは売っていない

特盛のカップ麺がたくさん売っていました。

やっぱりコンビニさん凄いです。

PR

PR

撮影:Takayuki Uchiyama