新潟県三条市

起業するのに良いんじゃないかと

思われる土地を紹介する連載です。

第一回目は新潟県の三条市です。

ひとつ前の記事で

三条市に対する誤解を与えてしまったので

まずその誤解を解きたいと思います。

前の記事で書いたことは

NHKの朝ドラ『虎に翼』のなかで、

とある地方の悪い習慣が描かれているのを

見て、地域や国の衰退について思ったことです。

地域の有力者への忖度とか利益誘導は

過去から現在まで続く

日本全体の問題なんじゃないかということを

記事に書いたつもりでしたが

三条地域への悪口だと受け取る方が

いらっしゃいました。

それは誤解です。

三条だけの問題とか

三条が特に酷いと

書いてはおりません。

三条は良いところだと思います。

その良いところをこれから

紹介させてください。

●ものつくりの町

テレビ番組等でもよく取り上げられますから

ご存じの方も多いと思いますが、

三条市はお隣の燕市と並んで

ものつくりの町です。

パール金属さんのキャンプ用品とか

諏訪田製作所さんの爪切りなどは

有名ですよね。

諏訪田製作所さんの爪切り

撮影:Takayuki Uchiyama

その他にも

アイスクリーム用のスプーンですとか

ハンディタイプのおろし器など

調理器具からカトラリーまで

キッチン用品が充実しています。

【燕三条のキッチン用品】

撮影:Takayuki Uchiyama

OEMを受けてくれる会社もありますから、

企画力と営業力に自信がある人には

凄く魅力のある土地じゃないかと思います。

●近年の開発

2021年にはJR燕三条駅の近くの須頃地区に

三条市立大学という大学が出来ました。

新しい図書館や基幹病院の整備なども行われ、

駅前ではマンションが建ったり

新しいショッピングモールの計画が

動き出したりしているようです。

生活環境は悪くないんじゃないかと思います。

個人的な経験からですが

10年前に起業の下見で訪れた時より

遥かに住みやすそうな雰囲気の土地に

なっています。

細かい点で言うと賃貸できる物件が

増えたので、不動産を買わなければ

創業できないような状況ではありません。

東京から新幹線で1時間50分ほどの距離。

新幹線は片道8,910円。

研究開発の拠点を置く候補地としても

良さそうです。

事業用の不動産はピンキリですが

賃貸住宅は2Kの39平米のアパートが

家賃4万円前後です。

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撮影:Takayuki Uchiyama