水の汚染と土地の価値

この夏、気になったニュースの一つが

川遊びで体調不良が100人オーバーというものです。

不動産関連で商売や仕事をしている人は

気になるニュースだったんじゃないでしょうか。

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●原因不明ほど恐ろしいものは無い

川遊びでの事故は

不幸なことに珍しくありません。

しかし

この夏の事案で奇妙なのは

下痢や嘔吐などの症状を

訴える体調不良の人が

大量に出たことです。

死者、重篤者は出なかった

ようなので

不幸中の幸いですが

やはり恐ろしいことです。

ノロウイルスが原因の可能性が

高いということですが

専門家によると

川遊びでノロウイルスに感染すると

いうのは極めて珍しいそうです。

確実なのは水が汚染されていた

ということですが、

なぜそうなったのか

ハッキリと分からない、

つまり真の原因が断定できない

ようなのです。

今後の調査で原因が判明するかも

しれませんが、

今後、こういう謎の水汚染が

見つかる事例が

増えるかもしれません。

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●捨てられた土地の開発

僻地不動産の販売というのが

消えることなく続いています。

近年のキャンプブームとかで

山の売り買い、島の売り買いが

注目されましたが、

あれに似ています。

人が住まなくなった不便な土地を

再開発しようという商売です。

それこそキャンプ場を作ったり

サウナ施設を作ったり

個性的な民泊施設を作ったりといった

良い例もあるようです。

しかしそうした商売の話のなかには

信じがたい恐怖体験があります。

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●山の中の恐怖

とある不動産業者が

物件の調査で山の中に行った時のことです。

目的地の手前の山に、

異常に巨大な盛土が作られていました。

それを見た時点で

調査も取引も止める決心をしたそうです。

どんなトラブルに巻き込まれるか

分からないからです。

記憶にある方もいると思いますが

数年前に大雨で土砂崩れが発生した際に

違法盛土があったせいで

被害が大きくなったことがありました。

あの災害後、国などの調査で

問題のある盛土が全国に多数あることが

報じられましたね。

違法な盛土は実は身近な問題です。

問題は土砂災害だけではありません。

盛土というと

土だけだと考えるでしょうが

違法な盛土は

一緒に廃棄物が埋められていることが

あるのです。

もちろん違法です。

そしてその廃棄物が

とんでもなく危険かもしれないのです。

危険の一つは崩落時の危険です。

そしてもう一つ、廃棄物が

その土地を汚染する危険です。

廃棄物が化学物質を含んでいたりすると

広範囲に深刻な健康被害が出るかもしれません。

あくまでも可能性の一つですが

水の汚染が起きる可能性もあるでしょう。

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●水の汚染と土地の価値

違法性が疑われる盛土の全国にあるようです。

そして危険な汚染を発生させるのは

盛土だけではありません。

様々なものがあります。

その一つには

人々の無関心というものがあるでしょう。

都市に暮らしている人は

山の中のことなど

関係ないと思っているかもしれません。

それは危険なことですよ。

遠く離れた土地が汚染され、

それが水に広がり、何らかの形で、

例えば飲料水や食品に影響することで

都市で暮らす人々の所に

届いてしまうかもしれないのです。

どこに住むにせよ、こうしたことに関心をもって

自治体がまともな管理をしているかに

目を光らせることは

本当に大事なことだと思います。

なかなか話題になりませんが

不動産投資をしている人にとっては

個別の物件の良し悪しよりも

重要なことだと思います。

本当の不動産のプロは

物件そのものだけでなく

地域の実像をしっかり調べています。

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