加藤勝信さんの所得倍増案
今回も自民党の総裁選を
見ていて思ったことについてです。
加藤勝信さんが
所得倍増を成し遂げますと
言って出馬しました。
さて、どうでしょうね?
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●勤め人の気持ちが分かっていそう
まず、私は加藤勝信さんは
良い人だと思っています。
苦労して生きてきたことが
にじみ出ていると思いませんか?
東大卒で大蔵省の役人だった人ですけど
エリートの嫌な感じがしないんですよね。
いつも怖い上司の下で、こき使われている
雰囲気がありますよね。
サラリーマンの気持ちが一番分かっている
政治家なんじゃないかと思います。
今回打ち出した所得倍増案も
給与所得を中心にすると言いました。
資産所得も重要ですが
やっぱり給料が上がり続ける流れが
一番大事ですと言いました。
やっぱりサラリーマン側の人
じゃないでしょうか?
ネットなどを見ると
実現不可能なことを気楽に言っているとか
前総理の菅さんの作戦の一環で
無理して出馬したなどと言われている
加藤勝信さん。
そうなのかもしれないけど、
応援したくなるんですよ。
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●給与所得の倍増
そんなの無理だと言われる
加藤勝信さんの所得倍増案。
具体的な内容がまだほとんど
伝わってきていませんが
一番簡単な方法は
最低賃金をどんどん上げていくことですよね。
しかし現実的に無理でしょう。
多少なりともあり得るのは
非正規雇用の場合の最低賃金を
大幅に上げることでしょうか?
自分で商売をやってバイトの人を雇ったり
会社の人事部で働くと経験するかもしれませんが
バイトの人から強烈な不満をぶつけられることが
あります。
「1個100円の物をまとめて10個買うと
値引きがあって950円になったりするの
珍しくないでしょう?
1年契約で5,000円のウイルス対策ソフトが
3年契約で12,000円になったりするのも
珍しくないでしょう?
一気に多く買うと安くなる。
一気に長期契約をすると安くなる。
それなら
期間の短い契約の私の給料は
期間の長い契約の人、
つまり正社員より高くないと
おかしくないですか?」
バイト、パートなどの
非正規雇用の人から
こう言われた時に
上手く返答できますか?
職務内容が違うからとか
責任が違うからと言っても
納得が得られにくいこともありますよ。
非正規の人と同じ内容の仕事しか
していない正社員もいますし
仕事の責任は正社員でなく
取締役以上でないと
取れないことが多いのが現実です。
正規と非正規の給料の差を
明確に説明できない会社、
多いかもしれません。
そういうこともあるので
今、一部の業界、職種では
正規より非正規の方が
給料が高い例もあるようです。
正社員化を打診されたけど
詳しく内容を聞いたら
給料が下がることが判明したから
正社員にならなかったという
人もいるようです。
これはヒントになると思うんですよね。
正社員として長期で雇えば
給料は安くできる。
しかし短期契約であればあるほど
給料は高くしないといけない。
そういう状況になったとき
企業がどう動くか?
そして雇用と個人の所得が
どうなるか?
すでに様々な研究や試算が
あると思いますけど、
今のところ目立っていませんから
こういう話が多くの人の目に
触れるようになると
良い変化が起きるんじゃないかと
思います。
それはさておき
加藤勝信さん、今回の総裁選は
厳しそうですけど
財務大臣とかやると面白そうなので
今後も楽しみです。
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