良い退職代行会社、困った退職代行会社

使うことを批判する人がいますが

退職代行会社はありがたい存在です。

利用する従業員の人だけじゃなく

退職されてしまう職場にとっても

ありがたいのです。

どういうことか

少し紹介しましょう。

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●いきなり行方不明になる人

大企業でも中小企業でも

突然会社に来なくなり、

連絡すら取れなくなる

従業員さんがいます。

急病や事故に巻き込まれて

そうなる場合もありますが、

無断で退職という場合もあるのです。

そういう無断退職の人の方が

退職代行会社を使う人よりも

会社にとっては迷惑なのです。

事情が何も分からずに

連絡が取れなくなったとき

会社としては事実確認を

しなければなりません。

自宅を訪問したり、

緊急連絡先として会社に

登録されている家族などに

連絡をとったりする必要があります。

ほとんどの場合、家族と連絡が

取れた時点で退職の意思の確認が

できますが、

最悪の場合は警察に

行方不明者として捜索願を

出す可能性すらあります。

そういう現実がありますから

急な退職は確かに困りますが

本人からじゃなくても

正式に退職の意思を

確認させてもらえると

仕事が円滑に進むうえ

何より職場側も安心なんです。

死亡したり、

事件に巻き込まれている

わけではないことが

ハッキリしますからね。

そういう時

しっかりした退職代行会社、

具体的には弁護士さんが

直接担当している退職代行サービス

だと職場も安心して対応できますが

そうじゃない場合は

困ったことになることがあります。

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●本当に本人の意思か?

あなたが大型連休にあわせて

有給休暇を取った日に

勤務先に

「退職代行会社の者ですが、

 〇〇さんの依頼で

 〇〇さんの退職の意思を

 お伝えします。

 必要な手続きをお願いします。」

という電話が入り、

休暇中で連絡が取れないのに

そのまま勤務先があなたの

退職の手続きをしたとしたら

どうでしょう?

当然、退職の無効を訴えますよね。

実際にはこんな電話ひとつで

退職の手続きをする会社は

ないと思います。

退職の意思の確認は

簡単なものではありません。

弁護士さんが退職代行をしてくれる場合は

正式にあなたの代理人として

行動できますから、

会社も問題なく退職の手続きができます。

ところがそうじゃない場合、

退職の連絡を受けた職場側も

困ってしまうんです。

本当に本人の意思か

確認が取れないからです。

嫌がらせの可能性もあります。

さらに恐ろしい事例もあります。

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●怪しげな電話の正体

新しく採用した従業員Aさんが

入社から数か月して突然、

無断欠勤しました。

連絡も取れなくて

会社側が困っていたところ

司法書士を名乗る男性から

電話が入り

「Aさんは実は前から

 心の病を患っていて今日、病院に

 入院しました。

 もう勤務は不可能なので

 退職の手続きをして

 残りの給料をこちらの指定する

 口座に振り込んでください。」

ということを言われました。

会社側は事実確認をしないとだから

すぐにはムリだと伝えると

司法書士を名乗る男性は

すぐに電話を切りました。

会社側が顧問弁護士に相談したところ

すぐ警察に連絡してくれ、

後日、判明したのは

司法書士を名乗っていた男は

金融業者で、Aさんの借金の

回収のためにウソの電話を

かけてきたということです。

2000年代初頭、闇金が

大きな社会問題になっていた時代の

事例ですが、

借金を背負っている人の

身柄を拘束して、強引に退職させ、

退職金を奪うような例が

もしかしたらあったかもしれません。

事件に巻き込まれる可能性もありますから

会社としてはやはり退職の手続きは

慎重になるのです。

そういうことも知らずに

話題になっていて儲かりそうだから

という理由で退職代行会社を開業

した人もいるのかもしれません。

そういう退職代行会社に依頼すると

かえって話がややこしくなり、

秘密にしたかったのに

家族に職場から連絡が入ってしまった

ということもありえます。

どこの退職代行会社が良いかは

ケース・バイ・ケースですから

一概に言えませんが、

弁護士さんが運営しているところに

一度は見積もりを頼んでみた方が

いいかもしれません。

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