副社長の不適切行為と退職代行利用者の激増

とある大企業の副社長が辞任しました。

原因は懇親の場での不適切行為だそうです。

テレビ局での人権問題といい

職場の深刻な問題はなくなりませんね。

そういう現実を見ると

退職代行サービスを利用する人が

激増しているのは無理もないことなんだと

思ってしまいます。

最近、退職した人たちの話を聞くと

辞めた理由がすごいです。

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●残業代の未払

新入社員が入社してすぐ退職代行で

辞める事例が話題になっていますが

退職代行を使っているのは

ベテラン社員の方が多いかもしれません。

その理由は様々です。

軽いものだと、

残業代の未払いがあります。

未払残業代の支払いを求めるために、

弁護士さんがやっている退職代行を

利用するベテラン従業員さんがいます。

新型コロナ禍でのリモートワークや

人手不足でハードに働かされた上に

たいして給料もボーナスも

上がらなかったベテラン社員の

怒りが爆発するケースが

出てきていますね。

2019年ぐらいまでは

未払の残業代の請求は過去2年までしか

認められていませんでしたが

今は過去3年分を請求できます。

未払残業代が200万円、300万円と

いう人もいるのです。

新人さんと違ってベテラン社員だと

過労死ラインの残業でなくても

結構な残業代になることが珍しくありません。

社長さんは注意しないといけませんよ。

残業時間も減って来たし

労働問題になるわけないと思っていたら

残業代を適切に払っていなかったという

ことがあるのです。

重大な労働問題です。

就業規則の確認も必要ですし

労務管理の実態を把握しないと危険です。

予算の責任を持たされている

中間管理職が勝手に不適切な労務管理を

していることもあるので、

やっぱり社長さんがこまめに点検

すべきでしょう。

このように残業代の未払も酷いわけですが

さらに酷い問題もあります。

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●違法行為の強要

倒産、廃業が増加していますが

その原因は売上不振や人手不足だけでは

ありません。

違法行為が原因で倒産というのもあります。

違法行為の内容も色々ですが

最近よく聞くのは補助金の不正請求です。

新型コロナ以降、持続化給付金や

雇用調整助成金が登場しましたが、

そういった補助金を悪用する会社が

驚くほどたくさんあります。

不正に受け取った補助金が1億円以上

ある会社もありましたから、

かなり深刻な問題です。

そういう不正を社長自らやるのも

問題ですが、酷い会社だと

従業員にウソの書類を作らせたり

サインをさせたりして

犯罪行為に加担させるんです。

そんなことをしていれば

逮捕されることもあるでしょう。

会社だけでなく役所でも

違法行為をやらされるということは

昔からありますよね。

建設分野の官製談合などが典型です。

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●自由でなければ、犯罪者になる

職業人としても、市民としても

経験豊富なベテラン従業員さんが

なぜ、仕事で違法行為に加担するのか?

自由が無いからでしょうね。

他の仕事に就く自由がない。

他の土地に引っ越す自由がない。

そういう人を、

一人前の大人と言えるのか?

自立した個人と言えるのか?

おそらく、そう言えないと

多くの人が思っているでしょう。

そういう状態だと

どれほど肩書が立派で給料が高くても

幸せになれないのではないでしょうか?

犯罪に加担させられたのに会社は倒産し、

その後はどこからも助けてもらえなかった

人もいるのです。

粉飾決算に加担した

元経理部長が50歳を過ぎて

コンクリート圧送の作業員になっている例

などは聞いていて本当に苦しくなります。

会社のために頑張ることのなかに

犯罪行為は入りません。

懇親会の不適切行為が犯罪として

認定されることもあります。

危ない話が出てきたら、少しでも早く

専門家に相談しましょう。

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