田舎の地域振興

衰退する田舎の現実。

新しい道路を作り、橋を作り、

空き家が激増しているのに

新しい住宅地を造成し、

公民館をコミュニティーセンターに

作り変えた。

そこまでしても

若い人は東京に移住し

少子高齢化と人口減少が

止まらない。

さて、どうしたら

田舎の人口減少は止まるでしょう?

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●観光地化を狙う田舎

人口を増やし地域を活性化させるためと言って

観光地化を狙う田舎が増えています。

悪い事ではありません。

ただ、少し詳しく見ていくと

本当に上手くいくのかなと思うことが

多いです。

観光地化を狙って

名所を整備する。

フォトスポットを作る。

名物料理を作る。

といったことが計画されたり

実行されたりしますが、

それが最善を目指しているように思えない、

なんだか不自然な印象を受けることがあります。

不自然に利益誘導しているように見えるんです。

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●地域を守りたいという人の本音

観光地化に限らず、

地域振興の話には奇妙で不自然に感じるものが

ありませんか?

地域の活性化のために新しく作られた道路や橋が

なんでこんなに不便な形なんだろう?

なんでこんなに変な場所に作ったのだろう?

と思うようなことがありませんか?

安全面の理由からそうなった可能性もあります。

しかしそうではなく、

地域の誰かの強い主張で、便利ではない場所に

作られた可能性もあります。

この地域を守るために

地域振興を全力でやって、

若い人を呼び込むんだ。

というようなことを大きな声で言う人が、

様々な地域振興計画に

関わっていることがあります。

どういう人物か?

俺は他の地域に移住する気はない。

俺はこの地域と共に生き、死んでいく。

というような発言をする人だと

本当にこの地域を大切に思い、

愛してくれている人だ。

などと思ってしまいそうですが、

そういう人は

その地域でしか通用しない商売をしていたり

その地域に

莫大な不動産を持っていたりするんですね。

地域振興に積極的に関わる、

声の大きい人の家の近所に

いろいろと動きがあると、

地域というより

自分の土地の資産価値を守りたいのかな?

と思ってしまうことがあります。

こういうことは田舎だけでなく、

日本全国であることかもしれませんが…。

観光地化でもそういうことが

起きるかもしれません。

地域の一部の人が莫大な利益を得る一方で、

利益を得るどころか、観光地化する前より

生活が不便になったり、苦しくなる人が

出るかもしれません。

京都や鎌倉のオーバーツーリズム問題を見ると

心配になります。

オーバーツーリズムの状態になると

観光関連業界で働く人も苦しむらしいです。

宿泊業。

飲食業。

食品製造業。

などなど。

給料が安いのに忙しくなる。

そういうことを考えると

観光地化は若者にとって魅力的でしょうか?

若者が田舎で生活してくれるように

なるでしょうか?

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