ベテラン従業員の不満はもう限界
若い新入社員の方々が
退職代行業者を使って退職するケースが
多発したことがニュースになりましたけれど、
若い人だけの問題じゃないですよね。
これから、中高年の退職代行の利用が
激増するんじゃないでしょうか?
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●熟年離婚のような退職
若い方々の急な退職が問題視されましたが
昔から、急な退職ってありましたよね。
しかもいい年の、ベテラン従業員の。
「あいつを辞めさせないなら、俺が辞めるわ。」
と言って、プイッと帰っていったと思ったら
それっきり来ない55歳とか、
無断欠勤が続くと思ったら、
警察から貴社の従業員を
逮捕しましたという連絡が来て、
そのまま辞めることになった42歳とか、
いろんなケースがありました。
「すっと会社が嫌いだった。
ずっと社長を憎んでいた。」
と、わざわざ書き残していく人もいました。
まるで熟年離婚です。
ベテランの退職が熟年離婚と似ているのは
お金の問題が大きくなる点でもそっくりです。
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●3年に伸びた、未払残業代の請求期間
若い人ばかりが
優遇されているように感じてしまう今、
ベテラン社員さん達のなかには
不安と不満が渦巻いています。
他社の倒産の話
友人知人のリストラ話、
そんなことを聞いていると
「このままこの会社にいても
損なんじゃないのか?」
という考えが頭に浮かぶのは
自然なことかもしれません。
「長年我慢してきたのに、酷い扱いだ。
最後にお金くらいはもらわないと。」
となるのは熟年離婚にそっくりでしょう?
そうしてベテランが退職を考える時、
考えるのが今までの残業代です。
2019年は過去2年までしか
残業代の請求が出来ませんでしたが
今は3年です。巨額になる可能性があります。
コロナ禍で話題にならなくなりましたが
未だに労務管理を適切にやっていない会社は
多くあり、再びブラック企業問題が
激化する可能性があります。
コロナ禍で初めて出てきたケースが
労働問題になることもあるでしょう。
例えば
リモートでの在宅業務が
とんでもない長時間労働と判断される
可能性があります。
一部の大企業のように
1分単位で労働時間を管理しているような会社なら
問題ないでしょうが、
そうじゃない会社は危ないですよ。
コロナ禍で暇だった人もいるでしょうが
業務量が激増した人もいたのです。
その人たちに
払うべき残業代を払ったか?
ちゃんと報いたか?
賃上げしたし大丈夫だろうなどと思っていると
とんでもないことが起きるかもしれません。
ある日、突然弁護士がやってきて
凄まじい退職騒動が起きたということも
あるのです。
ひとつ想像してみましょう。
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●弁護士による退職代行の凄さ
1947年生まれで
40年以上会社を経営している
とある愚かな社長さんの会社に
ある日弁護士がやってきて
「貴社のA氏から依頼を受けてまいりました。
A氏は貴社を退職しますので、
未払残業代の支払い、残りの有給休暇の使用、
以下の不当な扱いに対する慰謝料の支払い、
退職金の支払いと必要書類の速やかな発行を
代理人として要求します。本日中に内容証明で
詳細が届きますから、よろしく。」
それだけ言って帰っていきました。
社内で協議しているうちに郵便が到着、
未払残業代は2年間で380万円。
慰謝料は120万円。
その郵便を持って
顧問弁護士に相談に行くと
「A氏の勤務記録と給与明細を見せてください。」
ということで、管理部門の役員に持ってこさせると
2年以上に渡って
1円も残業代を払っていないことが判明、
顧問弁護士に呆れられ、
すぐに全額支払うように言われてしまいました。
A氏は次長という役職についていて
給料が30万円の固定になっており
それなら、いくらでも働かせてよいと
社長は信じていたんですね。
信じられないくらい愚かな社長です。
それでも社長は、裁判で争う
最高裁まで戦うと言って
喚き散らし、
最終的に300万円の支払いで
決着させることになりました。
働く業界、あるいは働く地域によっては
こういう愚かな社長はまだまだ沢山います。
年齢が高い場合が多いですが
20代でもこういう社長はいるのです。
退職代行のなかでも
弁護士さんがやってくれるなら
こういうこともあるのです。
弁護士以外の退職代行業者には
出来ないことです。
弁護士の退職代行なら300万円が勝ち取れ
そうでない場合は1円も手に入らない。
自力で退職しないのは
人としてダメだと言う人達は
こういう現実をどう思うでしょうね?
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