ルールを守ること。ルールを破ること。

熱中症に関することで

気になる話を聞きました。

なんでも

中学生が部活の帰りに

熱中症が疑われる症状が出たので

自販機でスポーツドリンクを買って

飲んでいたところ

教師が

「禁止されている買い食い」にあたるとして

注意してきたんだそうです。

呆れてしまうし、

不安になりません?

撮影:Takayuki Uchiyama

●本当に大事なことはなにか?

似たような話はSNS上でも

見かけます。

やはり同じように部活の帰りの話でしたが

自分ではなく体調が悪くなった後輩に

スポーツドリンクを買って飲ませたところ

「買い食い」として注意されたらしいです。

SNS上の情報ですから

誤解もあるでしょうし、

もしかしたらウソかもしれませんが、

仮に事実なら大問題です。

「どんな時でもルールは守らなければいけない。」

と学校で教えているのでしょうけど、

「なんのためにそのルールがあるのか。」

ということは教えていないんでしょう。

これでは人間世界が良くなるわけがないし、

日本社会が悪くなるのも当然です。

「場合によってはルールを破らなければならない。」

ということを

若い人は意識して学ぶ必要があるでしょうし

「ルールを破るとはどういうことなのか。」

も学ぶ必要があるでしょう。

そうしないと、

ルールの奴隷になってしまいます。

それでは本当に大切なものを守ることが

出来なくなります。

自分の命を守れなかったりするのです。

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●悪法も法なり?

これは昔からある

「悪法も法なり。」

という問題と同じことです。

どんなに酷い法律でも

法律は守らなければならないという

考えです。

日本でも1945年の終戦後に

闇市で物を買うことを拒否して

餓死した裁判官がいたらしいですが

それを美談にしては

いけないんじゃないでしょうか?

そこから80年経つのに

「緊急事態でもルールはルールです。」

というような考えでいて

良いんでしょうか?

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●ルールの奴隷は危険

そうは言っても現実には

難しいことがたくさんありますよね。

「緊急事態」も様々で

たいしたことがないことでも

「緊急事態」と大きい声で言って

小さなルール破りをする人もいれば

自分の過失で起きた「緊急事態」を

ルール破りで乗り越えて

反省すらしない人もいます。

一人の命を救うためのルール破りが

悪しき前例となって

十人の命を奪うことも

あるかもしれません。

ルール破りというのは

本当に危険で大変なことです。

そういうことは

ルールに従うだけで何も考えずに生きていると

理解できないことでしょう。

ルールを守るにせよ

破るにせよ、

ルールそのもの

法律、掟、そういったものについて

しっかり考えていない人、

ルールに従うだけの人と

一緒に何かするのは危険です。

冒頭に紹介した部活帰りの中学生を

「買い食い」で注意する教師のような人は

危険でしょう?

中学生がスポーツドリンクを

買って飲むことをせず、

家に帰る前に倒れたら

どう責任を取るつもりだったんでしょうか?

最悪の事態を想像する力がないし

本当に大事なことが分かっていませんよね。

そういう人が沢山いる職場で働いているなら

さっさと転職を考えましょう。

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