氷河期世代の本音の嘆き
政治家の方々が
解雇規制の緩和を言い出したことは、
マスコミの取り上げ方以上に
深刻な衝撃になっているかもしれません。
友だちの45歳の男性が
「俺たち氷河期世代って結局
切り捨てられる運命なのかな?」
と絶望的な声で電話してきました。
そうなんでしょうか?
それを受け入れるつもりですか?
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●氷河期世代の現実
頑張って勉強して、
頑張って就職活動して、
頑張って会社に尽くして、
そして不幸になってしまった。
このままだと氷河期世代の全員が
そうなるかもしれません。
就職難と劣悪な労働環境が
なんどもクローズアップされましたが
そのたびに個人の努力不足で
片付けられてきました。
しかし今、これまでずっと努力を続け
勉強でも仕事でも最高の結果を
出してきた人たちでさえ
職場から切り捨てられるかも
しれないのです。
45歳の氷河期世代の男性は
そう思っています。
「今まで一つも失敗せずに
成功を重ねてきた人生だと
思ってた。
でも
これから1年、2年のうちに
解雇規制が緩和されたら、
それが全て無価値になるかもしれない。
役職定年のはるか前の段階で
会社から切り捨てられることが
普通になってしまうだろう。
雇用されている立場だと
とれだけ頑張っても
会社の都合で切り捨てられるんだよな。
失敗は一つも無かったけど
成功も一つも無かった人生ってことで
貧しく惨めに人生が終わるのかもしれない。」
こういうことを思う人が
急に増えた印象です。
そしてみなさん、転職とか
副業を考えるんですよね。
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●今の自分を知ること
40代、50代の転職。
楽ではありませんし、失敗例も少なくないです。
それは副業にも言えます。
絶対に失敗しない転職も副業も
ありませんけど、
上手くいっている人は
時間をかけて慎重に調べてから
行動していますよね。
会社の業務も大事ですけど
自分の人生にもっと時間をかけても
良いんじゃないでしょうか?
転職エージェントに登録したり
相談したりするのは
自分の今の姿を知ることができて
この先の人生を考えるうえで
とても役に立つことがあります。
職種ごとの給料の相場も知れて
面白いですよ。
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●頼れるのは自分しかいない
「20年前の残業代払って欲しいよな。
払ってもらえなかった今までの
未払残業代って、いくらなんだろうな?」
転職活動を始めると
こういうことを言い出す人が
結構います。
決定的な証拠はもう残っていないでしょうけど
日本企業は大企業でも
サービス残業をさせまくったのは事実でしょう。
特に若い人たち。
それが、働かないおじさん問題につながっています。
おじさんたちは、若いころに払ってもらえなかった
未払残業代をもらっているような気分なんですね。
解雇規制が緩和されたら
そういうことがなくなってしまう。
若いころ安い給料で働いた分を
いよいよ払ってもらおうとなったら
50歳でリストラなんてことが
多発するかもしれません。
そんな時代になったら
もう勤め先に遠慮したりすることは
なくなるのかもしれませんよね。
良い仕事が見つかれば
さっさと動けば良いし、
辞める時は請求できるものは
請求して、払ってもらうのが
普通になるでしょう。
これは若い人たちにも言えることです。
少し前まで未払残業代の請求は
過去2年分でいたが、
今は過去3年分です。
働いた分は遠慮せずに
払ってもらいましょう。
時代はそうなっていきますから
これから経営者になろうとする人は
そういう人の動かし方、
労務管理の仕方、
業務管理の仕方を身に付けないとです。
管理職になる人にも
求められる能力になるでしょう。
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