多発するM&Aのトラブル
M&Aのトラブルが目立ってきましたね。
ついに中小企業庁が注意を呼び掛けるまでに
なりました。
この問題、
多種多様なパターンがあり
中小企業だけの問題ではありません。
そして
経営者だけの問題でもありません。
民間企業で働く全ての人に
関係があります。
明日突然、仕事を失うかもしれないからです。
先日すごい実例がありました。
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●突然の破産
ある電機メーカーの実例です。
経営が思わしくなく
別の会社の傘下に入っていた会社でした。
それでもまだ現金はあり
破産の危機が近いことはなかったはずです。
ところが破産したのです。
しかも突然。
様々な報道を見てみると
謎の人物が経営陣に入ってきたり
なんとも不可解な資金流出があったようです。
一連の流れをみると
まともに会社経営をする気があったのか?
と思うような話ですが
似たような事例は昔からあるんですよね。
例えばイトマン事件などです。
若い人など知らない方々は
少し本を読んだりすると
今後役に立つかもしれません。
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●悪質な買い手
上手くいっていない会社を買って
価値のあるものだけを
奪い去る人たちがいるんです。
花の蜜だけを持っていくように。
良い会社と思われているような
会社ほど、そういう人たちに
狙われたりします。
酷い場合は買い手から
売り手会社に送り込まれてきた
取締役がどんどん借金をして
不可解な買い物をします。
売り手会社の事業に役立たないと
思われる不動産を買ったり
謎の会社を買い取ったりします。
謎の会社を売りに来る
悪質な売り手というしかない
人たちもいるのです。
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●悪質な売り手とスタートアップ
謎の会社、ハッキリ言うと
価値のない会社を高く売りつける
悪質な売り手の人々。
1000万の価値しかない会社を
3億円で売りつけたりします。
錬金術と言えそうなくらい
怪しげな商売です。
彼らは今、
スタートアップ企業を
狙っているんじゃないかと思って
いろいろと見ています。
調子が上向いてきた
スタートアップ企業の経営者は
気をつけた方が良いでしょうね。
私生活は質素にしている経営者でも
不動産や会社を買うことになると
なぜか強気の行動をしてしまうんですよね。
スタートアップ企業が急成長するために
M&Aが重要になるのは間違いないですが、
必須のものではないことは
忘れてはいけないでしょう。
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●突然の解雇
M&Aとか
なんか話が難しいし、
自分は単なる営業マンで
経営のことは分からないから
興味がない
などと言っていると
突然会社が破産して
解雇されるなんてことに
なるかもしれません。
件の電機メーカーさんの
従業員の方々も突然、
会社の破産を告げられ
解雇されたようです。
報道だと2000人規模だとか。
これから連鎖倒産などがおきて
さらに仕事を失う人が出る可能性も
あります。
ハローワークさんが支援に乗り出している
という報道もありましたが、
どの程度の効果があるでしょう?
仕事を失った方々が次の希望を
見つけられることを祈りますが
こういう事例を見ると
もう常に転職や独立を意識して
仕事しないといけない時代なんだと
思わされます。
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