新しい商売のための新年の読書
明けましておめでとうございます。
2025年もよろしくお願いします。
激動の年になりそうな2025年。
商売のチャンスもたくさんあるかもしれません。
新商品、新規事業を考えている人には
有益な本じゃないかと思うのが
いくつもあるので紹介しようと思います。
最初の1冊は
『ルポ超高級老人ホーム』です。
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「カネさえあれば、幸せに死ねるのか?」
という広告で思わず買ってしまいましたが
予想外に良い本です。
詳細な調査報告という感じではありませんが
様々な角度から超高級老人ホームに
迫っていて、
超高級老人ホームの弱点の一面が
わかります。
具体的なことは
本を読んでいただくとして、
その弱点は
老人ホームに限らず
超高級なものを売る場合に
ぶつかる問題でもあるので
お金持ちをターゲットにした
商品・事業を考えている人は
参考になると思います。
そういう分野でさらに参考になるのが
『富豪に仕える』です。
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欧米の富豪の家庭内で働く人々
についてのルポです。
従業員ではなく
使用人についての本ともいえ
人間にとっての自由とはなんだろう?
というようなことも考えさせられますが、
お金持ちの人たちが何を嫌がり、
何を怖れるのかを少し知ることができます。
嫌悪と恐怖。
それは
マーガレット・アウトウッドの小説
『老いぼれを燃やせ』
でさらに強烈に学べるかもしれません。
自分自身が高齢者でないのなら
必読の小説です。
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それにしても
幸せな老後というのは
ありうるんだろうか?
と思ってしまうほど
老後に関する情報は暗いものが
多いですよね?
まして、お金が無いと
暗さ倍増です。
そういう気持ちを救ってくれるかも
知れないのが
『独居老人スタイル』です。
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実に個性的な老人たちが
欲望を炸裂させている様子が
紹介されています。
本当の多様性というのは
こういうことかもしれないと
思いました。
ところで、
独居老人として生きていくためにも
住宅をどうするかが
やはり大きな問題として
存在し続けていますよね?
日本の不動産はこれからどうなるか
非常に気になりますよね?
『2030-2040年 日本の土地と住宅』
という良い本が出ています。
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首都圏の話が中心ですが
日本全体の住宅の問題と
いえることも書いてあります。
すばらしと思ったのは
『高すぎて買えない住宅』と
『安くても買いたくない住宅』
ばかりが増加しているという
現実をしっかり指摘している
ところです。
とくに
『安くても買いたくない住宅』の
増加問題は、重要だと思います。
リノベーション事業とつながる問題
ですからね。
中古の建物を安く買って
大規模修繕をして高く転売する
リノベーション事業。
数年前、絶対大ヒットすると
いろんな人が言っていましたが
現状では、全くヒットしていません。
特に田舎では悲惨な状態です。
あらゆるものが値上がりしている
状況ですが、田舎のボロ住宅が
最終的にどうなるか
気になるところです。
今回紹介した本は
古くて地味な世界の話ですが、
こういう古くて地味な世界を
AIロボットや新エネルギーの
技術がどう変えていくかまで
考えていくと、新しい
金のなる木が見つかるかもしれませんよ。