独居老人スタイルを求める人へ

新年の読書で紹介した本のなかで

都築響一さんの『独居老人スタイル』の

評判がとても良いです。

PR

ちょっと危険な評判の良さ!

感動した人は

「これって本当に俺の責任?」

というような疑問を持っていて

何かからの解放を求めている

ような印象を受けました。

「高齢になること」は

興味の対象にならず

「自分の好きに生きる」

というところに

やはり惹かれるのでしょう。

近い感じの本を紹介してくれ

という声が来ましたから

「ある種の解放」という

テーマで選んでみました。

まず

松本哉さんの

『世界マヌケ反乱の手引書 増補版』

PR

松本哉さんは高円寺で

素人の乱を運営している人です。

素人の乱なんか知らんという人の

ために説明すると

リサイクルショップ、古着屋、

飲食店、ネットラジオなど

いろんなことをやっている集団です。

デモをやったり

選挙に出たりもしていました。

「アンチ金持ち」が特徴ですが

暴力的でないのでステキです。

そういう人物である松本さんが

2016年に書いた本を

2024年9月に増補強して

文庫化したのが本書です。

ゼロから商売をはじめたり

場所を作ったりする体験記であり

日本だけでなく他国の

「お金はかかってないけど面白い場所」

を紹介したりする内容です。

自分たちで勝手に生き抜く

サバイバル力を磨いて

独自の生活圏を作って

自由に生きようと

呼びかけるような本です。

ただ都会で生活するのが嫌な人には

向かないかもしれません。

そういう人には

高村友也さんの

『自作の小屋で暮らそう:Bライフの愉しみ』

をおすすめします。

PR

山に土地を買って自分で小さな、

そして安価な小屋を建てて暮らす生き方を

指南するのが本書です。

少し前にキャンプブーム、小屋ブームが

ありましたがその前から小屋生活を

している人ですから、すごく本気です。

金儲けの臭いが全くしません。

ブームでもないのにこういうことを

始めた高村友也さん、

ほかの著書も面白いです。

『僕はなぜ小屋で暮らすようになったか

 生と死と哲学を巡って』が特におすすめです。

PR